現在、国内各地でアライグマによる農林水産業被害、生活環境被害、生態系被害が問題となっております。
アライグマによる被害を防止するには、生息するアライグマをいち早く発見し、駆除を行うことが効果的です。
令和3年度から熊本連携中枢都市圏構成市町村のうち熊本市・宇土市・宇城市・玉東町の3市1町でアライグマの生息状況調査を実施しています。
熊本県内のアライグマ被害を防止するために、皆様のご理解とご協力をお願いいたします。
事業概要
1 目的
熊本連携中枢都市圏構成市町村のうち3市1町で広域的にアライグマの生息状況や被害状況を把握し、その後の捕獲調査などの防除対策に資することを目的とする。
2 実施自治体
熊本市、宇土市、宇城市、玉東町
3 実施期間
令和4年(2022年)7月19日から令和5年(2023年)3月31日まで
4 内容
(1)調査の実施
アライグマの生息の可能性がある箇所においてフィールドサイン(足跡・爪跡・糞・食痕等)調査及び自動撮影カメラ設置による生息状況調査を実施する。
自治体 | フィールドサイン調査 | カメラの設置台数 |
熊本市 | 11人日以上 | 25台以上 |
宇土市 | 10人日以上 | 20台以上 |
宇城市 | 11人日以上 | 25台以上 |
玉東町 | 5人日以上 | 10台以上 |
【自動撮影カメラ設置計画】
★自動撮影カメラの設置にあたっては、可能な限り地権者の皆様のご同意を得ながら実施します。
また、アライグマの生息が確認された場所には、捕獲用の箱わなを設置する場合もあります。
【自動撮影カメラで撮影されたアライグマ写真】
(2)情報の共有
・年に3回担当者打合せ(会議)の実施
・アライグマ確認情報や捕獲の実施方法等について情報の共有
5 令和4年度のスケジュール
7月 第1回担当者打合せ
8~9月 フィールドサイン調査
10月 自動撮影カメラ設置完了
12月 第2回担当者打合せ
3月 第3回担当者打合せ
業務終了
※フィールドサイン調査及び自動撮影カメラ設置(移設)については適宜実施
熊本連携中枢都市圏とは?
「連携中枢都市圏構想」とは、人口減少・少子高齢社会にあっても、地域を活性化し経済を持続可能なものとし、国民が安心して快適な暮らしを営んでいけるようにするために、地域において、相当の規模と中核性を備える圏域の中心都市が近隣の市町村と連携し、コンパクト化とネットワーク化により「経済成長のけん引」、「高次都市機能の集積・強化」及び「生活関連機能サービスの向上」を行うことにより、人口減少・少子高齢社会においても一定の圏域人口を有し活力ある社会経済を維持するための拠点を形成する政策です。
<熊本連携中枢都市圏の構成市町村(令和4年3月28日付)>
熊本市、山鹿市、菊池市、宇土市、宇城市、阿蘇市、合志市、美里町、玉東町、大津町、菊陽町、高森町、西原村、南阿蘇村、御船町、嘉島町、益城町、甲佐町、山都町